特色と中核人材像

背景

 中国地方は、機械・化学系の素形材や部品を製造する高度部材産業が集積しています。これらは、機械、電機、自動車産業などわが国の幅広い産業分野を支える根幹となっています。 わが国の素形材・部材産業が国際競争に打ち勝つためには、コスト競争力・品質の向上を図るほか、従来の素材提供型産業から、新素材・部品開発と同時に真空プロセスやマイクロ加工技術などの先端技術を活用した高付加価値な部材やマイクロセンサやデバイスなどの開発・製造を行う産業への展開が期待されています。

特色と育成する中核人材像

 このように高度部材開発においては真空技術の需要が増しており、基礎となる真空工学を体系的に学ぶことが製造プロセスや製品の開発・改良において重要になっています。 そこで真空工学を基礎に真空プロセス(表面改質・薄膜形成)や”マイクロ加工技術”(精密加工・微細加工)を修得するための教育カリキュラムを開発します。これにより、高付加価値な高度部材やマイクロデバイスの開発・製造、その生産工程を管理できる中核人材を育成します。


本事業で育成される中核人材像